愛着障害【悲報】毒親とアタッチメント形成した子供のADHD的言動【虐待的絆】

愛着障害【悲報】毒親とアタッチメント形成した子供のADHD的言動【虐待的絆】

虐待されてた人、miraiです(・x・)ノ
アタッチメント(愛着)障害についての記事です。

この記事でわかること・アタッチメントが形成される流れ
・健全と不健全なアタッチメント形成
・毒親によるアタッチメントがもたらす弊害
・毒親との虐待的な絆と反復性の恐ろしさ

アタッチメント(愛着)形成ってどういうこと?

アタッチメントの形成は、乳幼児期の最も大切な発達課題なのです。乳児期後半(1歳半位まで)にアタッチメントが形成されることが、その後の発達において重要とされています。

アタッチメント形成完成までの流れ

このような流れを何度も何度も繰り返すことで、親から離れて不安になっても【親をイメージするだけで安心】という、心の安全基地が創生されます。下記のような状態はアタッチメントの形成が成されている状態と言えます↓

アタッチメント形成ができている状態
・知らない人に怯え(人見知り)、親にしがみつく
・いつも親に視線を向けている
・親といる時が1番リラックスしている
・不安になったら泣いて親に助けを求める
・不安な時に親が離れると、くっつこうとする
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アタッチメント形成できないとどうなるの?

アタッチメント形成は対人関係の基本であり、情動コントロールの基盤でもあります。この基盤が未形成な場合、不安な時に自分を落ち着かせられない。更に何か悪いこと、禁じられていることを行う時に親を信頼するイメージが無いため歯止めにならない

miraiネッコ
miraiネッコ
親との愛着形成が無いと非行に走りやすい原因がこれニャ

また、辛いことを乗り越えるためにもアタッチメント形成による安全基地が必要である。つまり、アタッチメント形成が完成していれば、学校・受験・職場などで辛いことがあっても、乗り越えられるのである。

アタッチメント形成は子供の【辛いことを乗り越える力】の基盤!

じゃぁ、毒親の子供のアタッチメント形成は?

毒親の子供は、親といると「いつ暴言・体罰をされるのだろう?」と常に緊張状態で過ごすことになる。その結果、警戒しっぱなしの覚醒状態が続く。これが毒親の子に普遍的に認められる生理的な緊張状態とハイテンションの基盤になる。しかし、子供は毒親といえどもアタッチメントを形成せずにはいられない。これがアタッチメント障害である。

大きく分けると、抑制型(反応性愛着障害)と脱抑制型(脱抑制的対人交流症)に分けられる

アタッチメント障害の2タイプ
・抑制型=周囲への無関心:重度のネグレクトなど
抑制型=誰彼構わずまとわりつく:毒親の気まぐれな構いなど

特に、脱抑制型(脱抑制的対人交流症)では、学童期に落ち着きのなさ・集中困難として現れるのでADHDに非常によく似た状態となる。

虐待される子供の半数はアタッチメント障害を呈する。つまり、毒親に育てられた子供は発達障害のような行動を学童期に行うケースが多いのである。家では暴言体罰・学校では「落ち着きがない」と怒られることが多いため、どこにも居場所がない子供となり、自己肯定感も下がり続ける負のループである。

miraiネッコ
miraiネッコ
私も優しそうな大人にまとわり付いてた。落ち着きがない、協調性がない、はいつも先生に言われたニャー

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悲しい、歪んだ愛着と虐待的絆

どんな毒親に対しても子供は愛着を形成してしまう。歪んだ愛着である。本来の愛着が安心感なのに対し、毒親の子が形成する愛着は危機感である。

私で言えば、父親のアルコール臭い息、いつ怒鳴られるか分からない緊張感、叩かれた時の痛み、こういうものが対人関係の基盤となる。

この歪んだ愛着を虐待的絆と呼ぶ(絆とかこっちは全く感じてないんだけども、、、)

私と同じような生育歴を持つ女性が、家庭や父親を嫌い家を出て仕事に就き結婚をすると、何故か、かつての父親のような夫と暮らすことになる。この反復を求める絆が【虐待的絆】である。健全な家庭で育った子が「パパのような逞しくて守ってくれる人がいい」と父と似た人と結婚するのと同じことが、毒親と子でも成立してしまう恐怖。

miraiネッコ
miraiネッコ
毒親の毒であり呪いニャね

これは、どれだけ嫌な記憶であっても、それこそが生きる基盤となっているからである。毒親の子は、支配ー服従という虐待的対人関係を反復する。支配的なモラを夫にしたり、支配的な上司に奴隷のように付き従うのもこれが原因である。

さらにさらに悪いことに、毒親の子は緊張状態が生まれ育った記憶であり基盤なので、わざと相手を怒らせ緊張状態に持ち込むようなことを無意識に行ってしまう。これを虐待の再現とも呼ぶ。女の子では奴隷的になり、男の子では非行や暴力などの支配的になることで虐待を再現するケースが多い。

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体罰・人格否定で子供を育てると・・・

もう説明はいらないと思うが、虐待まで行かなくても体罰や人格否定する言葉で子供を育てると、健全はアタッチメント形成がなされない。程度の差はあるかもしれないが、子供は発達障害のような落ち着きのなさや、無気力を学童期に呈する可能性が高い

罰や恐怖で子供を育てると、子供が困難にたち向う時の安全基地がないため乗り越えられず、犯罪行為、引きこもり、友好な人間関係が作れず転職を何度も繰り返すことが多くなる。

さらに結婚した場合、配偶者や子供に体罰や恐怖を使ってコントロールしようとする。もしくは、相手に従属的になりすぎて自覚なく奴隷的な思考で生活をすることになり得る。そしてそこに生まれた子供も同じく「歪んだ愛着」を形成することになる。

体罰・人格否定はやめると決める
・ちゃんと躾けるために叩いて分からせたい
・しっかりした大人になれないと不安
・将来困るのは子供自身。将来感謝することになる

こんな風に思うなら、あなた自身がそんな風に育てられませんでしたか?

miraiネッコ
miraiネッコ
そんな風に親に言われた子供の頃の自分は、本当はどう感じてたかニャ?

参考書籍:「子供虐待への新たなケア

ちょっとお先真っ暗みたいな記事になりましたが、回復道はあるので後々ご紹介します!!!もうちょいお待ちを!

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