【虐待経験】心理的な境界線の【正しい】引き方はどれ?[アサーティブな伝え方]
- 2019.10.05
- 虐待の後遺症(体験メイン)
- アサーティブ, 境界線, 虐待
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虐待されてた人、miraiです。(・x・)ノ
前回この記事(【虐待経験】心理的な境界線が引けない?その原因は?【養育環境NG例】) でわかったことは、
・境界線の弾き方もはき違えてるかも
・そもそもアイデンティが確立してないかも
・境界線を引くことに【冷たい】イメージや【罪悪感】がある
今回は、この境界線の正しい引き方と、相手を尊重しながら自分の要求を穏やかに伝える「アサーティブ」方法を解説します。
正しい境界線の引き方例はどれだ?
さて、正しい境界線の引き方クイズです!
あなたは、平日5日は朝10時ー17時まで会社勤めをしているとします。
伴侶に「これから毎日、親父の病院にお見舞いに行ってくれないかな?」と言われた場合、境界線の引き方として、正しいのはどれでしょう?↓
b・仕事を週1休んで平日1日はお見舞いに行く
c・平日の1日と土日の2日はお見舞いに行く
d・仕事も休暇も大事だから行かない
正解は、、、、、全部です!
大切なのは【自分の気持ちを無視】した選択をしないこと
どれを選択してもいいんです。問題なのは、本当はイヤなのに【自分のイヤな気持ちを無視した】選択をすること。だから「お見舞いに行きたくないから行かない」でもOK。ただ、相手へ伝え方を気をつけましょう、という注意点はあるようです。相手の意見・要求を尊重しながら、自分の意見・要求を主張する伝え方を「アサーティブ」と言います。
【事実】:仕事を休むことは難しいの
【感情】:お見舞いに行ってあげたい気持ちはあるんだけど、自分の休暇も大切にしたいの
【要求】:あなたが平日週に1日、夕飯の買い出しと食事づくりをしてくれるなら
【結果】:週に1回はお見舞い行ってもいいよ
なるほど!!これきっと【要求】はなくても「〜だから嫌でござる!」でもきっといいんだろうな、、、、。もちろん「お義父さんにはすごくお世話になったから毎日お見舞いに行きたい!」でもOKな訳です。
誤解注意!境界線を超えないことが重要なのではない
え?そこを守ればいいんじゃないの?って思いますよね。違うみたいです。時には、境界線を越えて、越えられてって、するものらしいです。特に親子関係、夫婦関係、家族関係、親友関係では、しばし起こる。そして、境界線を越えないこと、越えさせないこと、にこだわりすぎると苦しくなる。境界線は自分を楽にするツールとして使用すべし。
バランスが大事ってことかな?そのバランスが難しいのだけども、、、
どうしたら境界線を引けるようになるの?!ー自分軸を持とう
そして「自分は○○をしたいか?」と自問自答すること
もうすごい単純明快ー。さっきの例で言えば「自分はお見舞いに行きたいか?」→「行きたくないでござる」でOKということ。自分の気持ちを優先とした【自分軸】を持つ。
境界線を引くのにジャマするモノは?
「相手からどう思われるだろうか?」という思考。「相手に、〇〇って思われるんじゃないかな?」「相手に、嫌われるんじゃないかな?」という【他人軸】がNG。「相手にどう思われようと、自分は〇〇したい」が健全な思考。
お見舞いしなかったら、伴侶に嫌われそうだから「お見舞いする」=NG
ふむ。分かりやすい。自分中心でOK!「I want to〜」で考えるべし。
自分勝手じゃない?ー当たり前の権利
そうは言っても、自分のニーズを優先した考えって自分勝手な気がしませんか?私はするんですが、心理学の世界では【当然の権利=問題なし】
なるほど!
自分のニーズを主張するのは自分勝手ではなく自然な権利。人間関係はニーズのかなえあい。自分だけ相手のニーズを満たしてたら不満になるのは当然。そのときはニーズを満たすことを止めるか、自分のニーズも満たしてもらう主張する権利がある。それでも相手が拒否すれば、その人間関係を見直せばいいだけ。ただし伝え方は気をつけようね!って話。
でもね!当然の権利だって言われても、頭で理解しても【自分は〇〇はしたくない】を伝えるのは抵抗があるんですけど?!と思ってしまう。
そんな訳で次回。境界線を引けないのはどんな人?何が原因なの?を書いていきます!(・x・)ノ
わたしの虐待経験を【物語化】しました
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