【体罰の怖い影響】子供の脳を損傷させるマルトリートメントとは?

虐待されてた人、miraiです(・x・)ノ
虐待によって子供の脳はダメージを負うよ、それはMRIで確認できるほどの変形なんだよって話はしました。今回は虐待まで行かなくても【不適切な関わり】でも子供の脳が傷つくんだって!その不適切な関わりって何?どんな風に傷つくの?その弊害は?と言うお話です。まずは、「世界一受けたい授業」でも大反響のマルトリートメントについて解説します。
大人から子供への不適切な関わり=マルトリートメント
不適切な関わりのことをマルトリートメントと呼ぶそうです。ちょっと名前のセンスないと思います。広めたいならもっと違う名前がいいんじゃないかなー?と言うのは置いといて。
【マルトリートメント】って何?
大人から子供への不適切な関わりのすべて
威嚇・罵倒・無視・放置・子供の前での激しい夫婦ゲンカなど
イメージとしてはこんな感じ↓
マルトリートメントであり、虐待でもある、というゾーンは存在する
マルトリートメントが一切ない家庭は存在しない
けれど、頻度や強度がませば子供の脳が変形するほどのダメージを与える
なぜこんな言葉が出てきた?ー虐待のイメージが過激になった
このマルトリートメント、と言う言葉が作られた背景には虐待=虐待死するほどの暴力・ネグレクトというイメージがついた。よって、虐待死につながるような酷いことはしてない=自分の育児を省みないという現象が起きてるのかな?と予測してます。(勝手に)
ちなみに下記のものは全て【虐待】であり、マルトリートメントです。
・手加減して叩いた
・子供が悪いことをしたから叩いた
・叩くふりをしたけど、叩いてない
・物を壊したけど叩いてない
・一度しか叩いてないから虐待じゃない
子供のしつけのために叩いている、と思っている親は、自分が【虐待】していると思わない
だから、不適切な関わり【マルトリートメント】してませんか?という言い方で自覚を促す狙いがあるのだと思います。フワッとした言葉で誤魔化すのは好きじゃないけれど【虐待】と聞いただけで拒絶反応を起こしたくなるほど悲惨なニュースが流れてますからね。
子供を叩く、に関しては「言葉柔らかくして濁しても、それ虐待だから!」と思いますが、これは「虐待された私」の怒りなので、切り分けます。言葉濁して、言い訳の1個2個用意するだけで子供を「しつけとして叩く」親がいなくなるなら、万々歳です。自覚できた瞬間から変われます。
虐待のレッテル貼り=子供のためにもならない
被虐児としては筆がすすまないパートですが、毎日必死に子育てする中で子供のためにやっていることがマルトリートメントだった、ということはあります。
この子が将来困らないように!こんな事もできなかったら学校でイジメられる!本気でそう思って、良かれと思って怒鳴りつける、思わず叩いてしまう事もあるのでしょう。。。そんな親に【虐待親】のレッテル貼りをしても誰も救われません。
どんなことがマルトリートメントなの?
どんな親でもマルトリートメントは起こってしまう。虐待されたから絶対にやらない!と誓っている私もやってしまっていることがあります。叩く怒鳴るはありませんが、思わず「バカ」と言ってしまった事もあるし、夫婦げんかを目の前で繰り広げてしまった事もあります。。。
マルトリートメントの種類
・身体的マルトリートメント
・性的マルトリートメント
・放置マルトリートメント
・精神的マルトリートメント
子供にとって不適切な関わりを一切していない家庭はないそうです。けれど、どんな関わりは不適切で子供の脳に損傷を与えてしまうのか知っておくことは大切です!
(・x・)オススメ
参考文献など:日本心理学会 「虐待と脳 回復の手だては」(Tomoda et al,, 2009)(Polcari, 2014;Teicher et al., 2006)子供の脳を傷つける親たち
わたしの虐待経験を【物語化】しました
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