親の体罰【子供の躾】でやっちゃダメな具体的なコトは?【子供の脳発達にダメージ】

虐待されてた人、miraiです(・x・)ノ
【最新脳科学】子供の脳を損傷させる【マルトリートメント】とは?の続きとして、【マルトリートメントの具体例・マルトリートメントで子供の脳はどう傷つくの?】を書いていきます!書籍「子供の脳を傷つける親たち」を参考に自分の体験・考えからまとめた記事です。
ちょっとおさらい↓
大人の「良かれと思って」が子供の脳にダメージを与えている可能性
マルトリートメントの種類と具体例
明らかな虐待は除いた【虐待ではないけどマルトリートメント】という例を書いていきます↓
・身体的マルトリートメント
・性的マルトリートメント
・放置マルトリートメント
・精神的マルトリートメント
・身体的マルトリートメント
しつけのための体罰は身体的マルトリートメントです。私は虐待だと思いますが、、、まぁ、どちらにしても、子供の脳を変形させるダメージを与える、という点では同じです。
【身体的マルトリートメント例】
・食事中に肘をついて食べていたので、その手を叩いた
・他の子を叩いたので、叩かれる痛さを教えるために叩いた
・授業中に居眠りしてたのでゲンコツで起こした
身体的マルトリートメントを行う親は【暴力を合理化】しやすい↓
「この子には言っても聞かないから、しつけのためにたまに叩くこともあるんです。悪い癖が治らないとこの子のためにならないから」
身体的マルトリートメント=屈辱も植え付ける
部活で体罰を行われた中学生が自殺した事件がありました。この背景には【屈辱】があります。大人から子供への暴力=しつけ、として正当化される。子供から大人への暴力=反抗として許されない行為。しかも、クラスメイトの前で恥を感じる。ここに自殺してしまうほどの怒り・悲しみ・屈辱・無力感が存在します。
私もフードコードで飲み物をこぼした時に「何やってるの?!バカ!」と叩かれた時は、その痛みより周囲の目が恥ずかしくて仕方ありませんでした。まさに屈辱ですね。年老いた親が飲み物をこぼしたら「何ってんだ!バカ!」って殴っていいですよね??って話です。(やらないけど、そういう葛藤は持ち続けます)
体罰が子供に教えていること
・コレをしたら相手を殴ってもいい
・コレをしたから相手に殴られても仕方ない
女性を平気で殴る男性や、男性に殴られても受け入れる女性の背景には【しつけと称した暴力】があります。
つまり、体罰=DV加害者や被害者になるための教育
次項からは、両親や親戚、教師が行う率が多い性的マルトリートメントについて↓
・性的マルトリートメント
不必要に身体に触れる・性行為を行う、以外の性的マルトリートメントを書きます。
・エロ動画・画像を子供に見せる
・裸の写真を撮る
・自らの性行為を見せる
・「女(男)らしい身体つきになった」などの言葉
性的マルトリートメントは、父・母・親戚・教師などの【身近な大人】によってなされます。それゆえ「家族だから・知っている人だから」の思い込みで発覚が遅れがちです。
私も性虐待された人間ですが、暴力や暴言も辛いですが比になりません。明らかに精神を病ませる行為です。もし親子間、兄弟間で怪しいと思ったら「見て見ぬ振り」せず、真摯に対応してください。死ぬ覚悟で言ったのに「大したことない・勘違い・黙ってろ」などの言動は取り返しのつかない傷になります。
・子供が嫌がっているのに親子で入浴
・子供が嫌がっているのに、裸でうろつく
・子供の着替えや入浴をのぞく
あぁ、胸糞悪い。
・放置マルトリートメント
食事を与えない、はもちろん虐待です。それ以外のネグレクト・マルトリートメントについて。
・入浴させない
・汚れた服を着替えさせない
・少しだから、と子供を一人にして外出
・生活習慣を教えない
・病院に連れて行かない
私も、歯磨きや洗髪などの習慣を教えてもらえませんでした。「汚い・臭い」と罵られるだけでした。病院にも連れて行ってもらえなかったので、はしかを拗らせて死にかけたことがあります。予防接種も受けさせてもらえなかったので、子供を妊娠した時、自分に抗体があるのか分からず感染しないかものすごい恐怖でした。
お金にいっさい困らない家庭でしたが子供を放置する家庭でした↓
放置マルトリートメント=現代のありふれた生活
個人的に一億総労働とか言って、共働きしないと家庭を維持できない社会にした行政が悪いと思ってます。両親が子供のために必死で仕事・家事・育児をする事で放置マルトリートメントになってるケースです。
・子供が泣いていてもあやさない
・スキンシップを取らない
・子供の話を聞かない
現代の当たり前な生活が放置マルトリートメントになって、子供の脳にダメージを与えている可能性があるという事です↓
職場から急いで保育園や学童にお迎え
↓
帰宅してすぐ食事の支度
↓
子供の食事中に洗濯掃除
↓
子供が食べ終えたらお風呂
↓
保育園や学校の手紙・宿題を処理
↓
さっさと寝なさい
これでは、親子の会話・スキンシップが足りなさすぎる=放置マルトリートメント
寝る前に、今日は何回子供と触れ合ったか、笑いあったか、どんな言葉をかけたか、振り返る習慣をつけると良いらしいです💡事項は最も起こりがちな精神的マルトリートメントについて↓
・精神的マルトリートメント
児童相談所への虐待相談の68%が【心理的虐待】です。ここでは明らかな虐待を除いた例を書いていきます。家庭でやりがちなやつですね。
・人を殴るなんてお前はクズ=人格否定
・弟(兄)の方が〜=兄弟比較
・そんなことじゃ友達できないわよ(バカにされる、イジメられる)など
父親が母親のことを「お母さんってバカだよなー」などの愚痴や悪口を言うのも当てはまります。祖父母が両親のことを「あなたのパパがもっと稼げればいいのにね」なども同様。子供は血の繋がりを悲観して自分まで否定されたように感じます。
しつけとは、子供に生きていくスキル・マナーを教える事。
子供の自信を喪失させたり、人格否定することはしつけではない
今回のまとめ
実は、子供の脳に最大ダメージを与えるのは、ここには書ききれなかった子供の前でのDVです。それについては、長くなってしまったので次回解説しますー(・x・)ノ
まとめ・マルトリートメントは子供のためを思っての言動でも起こり得る
・共働きの忙しい日常でも、スキンシップと微笑みを心がける
・しつけに人格否定と体罰は不要
・子供が嫌がる裸の接触はNG
・子供の前での激しい夫婦ゲンカはNG
次回は、子供の脳へ最凶ダメージ前面DVと脳が変形した子供はどうなるの?について書きます。
わたしの虐待経験を【物語化】しました
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