【体罰・マルトリートメント】夫婦ゲンカは子供のIQ知能を下げる【発達障害の傾向】

【体罰・マルトリートメント】夫婦ゲンカは子供のIQ知能を下げる【発達障害の傾向】

虐待されてた人、miraiです(・x・)ノ
前回の記事で、現代のフルタイム共働きの日常や、子供のためを想ったしつけがマルトリートメント(不適切な関わり)として、子供の脳にダメージを与えるよ、という話はしました↓

今回は、上記で書ききれなかった【激しい夫婦ゲンカ(面前DV)は子供の脳にダメージを与える】よ、ってお話と【マルトリートメントで脳にダメージを受けた子は知能指数が下がる】弊害があるよってお話です。

子供の前での夫婦間の暴力・暴言=精神的マルトリートメント

2004年に改定された虐待防止法でも「児童が同居する過程における配偶者に対する暴力」と言う文言が含まれています。つまり、子供の前でのDVは虐待であり、マルトリートメントです。またDVの相談件数は増加の一途を辿っているため、多くの子供がDVを目撃させられている状況が伺えます。

産経新聞の記事よりお借りした図

相談の98%が女性からであるため、以下の文ではDVする側を男性として記載していきますが、実際は女性のDV加害者もデータ数以上に存在すると思います。

子供には暴力をいっさい振るわない。子供には優しくて良い父親だ

よく聞くこの文言は正しいでしょうか? 全然正しくないですね☝️

子供が暴力や暴言を受けていなくても、目の前で見聞きさせられているだけで脳ダメージがある
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DVを見聞きした子供の影響

子供の目の前で繰り広げられるDVはマルトリートメントである、と言うのはわかりました。では、子供にどんな影響が出るのでしょうか?まずは子供の心情から↓

両親のDVを見聞きした子供の心情
・子供自身が家族を守れなかった罪悪感をもつ
・自分だけ被害に遭ってないから、自分も加害者だと思い込む
・殴られる母親が悪いのだと加害者側に加担した心情をもつ

親から理不尽な罪悪感を植え付けられた子供は長期的な足かせをつけたまま人生を歩むことになります。

暴力より暴言が悪影響=脳の萎縮率20%

衝撃のデータとして、夫婦間の暴力を目撃するよりも、夫婦間での暴言を聞くほうが子供の脳にダメージを与えます。その差異はなんと6倍!どのマルトリートメントが脳のどの領域を何ポイント変動させるかはこちらを参照(→日本心理学会

夫婦間の暴言を聞いて育つ=子供の脳の単語認知領域を20%も萎縮させる(暴力を見た場合は3%の萎縮

さらにこのようなデータもあります↓

幼い頃に両親の夫婦ゲンカを見て育った人は、IQと記憶力が低い

つまり、互いに罵り合うような夫婦ゲンカは子供の知能に影響力大!と言うことです💡

正しい夫婦ゲンカ方法
・ヒートアップしそうな場合は、一旦をその場を離れる
・やり取りはメールやラインで行う

ちなみに、ここで書いたDVによる認知力・IQ・記憶力低下は、マルトリートメント影響のほんの一部です。以下からは、もう少し細かく影響を書いていきます✏️

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記憶力・コミュ力にもダメージを与える

例えば、暴力を受けた場合に損傷する脳の領域と、暴言によって損傷する脳の領域は異なりますどの種類のマルトリートメントが、どの脳領域に影響を与えるのかは先ほど紹介したサイトに詳しく記載されているので、割愛します。

子供の脳へ最も悪い影響を与えるのは下記の組み合わせです↓

子供脳への最凶ダメージ=両親のDVを目撃×子供への暴言

また、マルトリートメントを受けた年齢によっても影響される脳の領域は異なります。ただし、マルトリートメントの多くは複合して生じます。両親間だけでの暴言にはとどまらず、子供に暴言を吐く確率は当然上がります。暴力も同様ですよね。

マルトリートメントの種類と影響領域=うつ・素行・コミュ力など

体罰を受けて育った子供は、そうでない子供と比べると、感情・思考コントローする脳の領域が19%縮小。さらに、集中力・意思決定・共感に関わる領域でも17%の縮小を見せました。これらが複合すると【発達障害】と同様の言動として捉えられることがあります。下記にマルトリートメントの種類と、最大ダメージを負う年齢、ダメージ領域を箇条書きにしました↓

種類・年齢・ダメージ箇所

性的マルトリートメント=11歳以前で最大ダメージ=視覚的な記憶力
体罰マルトリートメント=6〜8歳時で最大ダメージ=うつ・素行障害
暴言マルトリートメント=4〜11歳で最大ダメージ=言語理解・コミュニケーション力
DV目撃(精神的マルトリートメント)=11〜13歳IQ(知能指数)・記憶力

このデータで使われた暴言の指数を計るための指標が下記です。ご自身が言われたことがあるのならご両親からマルトリートメントを受けていたと言うことになります。そうなると、境界線が引けなかったり、愛着障害の問題があるかもしれません。ちなみに私は全部当てはまりますー(画像クリックで拡大↓)

まとめ

・夫婦ゲンカは子供のいないところでしよう!
・ヒートアップしそうな時はメールかラインで会話しよう!
・子供を叱る時は「行動を指摘」する
「恥ずかしいと思わないの?」「お母さん悲しい」「赤ちゃんみたい」など屈辱を植え付ける叱り方はしない

将来子供が素行問題・うつ病・引きこもり、などになるリスクを下げるために、マルトリートメントはしない!
それが、ママ自身もしんどい未来のリスクを下げる(精神的にも金銭的にも)

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虐待が連鎖しているため、読む人によって【意見・感想が分かれる】かもしれません