体罰・暴言が【子供の脳発達】に与えるダメージについて解説【知能・コミュ力】

体罰・暴言が【子供の脳発達】に与えるダメージについて解説【知能・コミュ力】

虐待されてた人、miraiです。(・x・)ノ
脳科学者らにより暴力・暴言・DV目撃は子供の脳にダメージを与える事がわかってきたという情報をゲットしました。個人的にずっと、親から離れるごとに自分の頭がクリアになってる気がするのです。つまり、虐待のストレスから遠ざかったら脳が回復したんじゃないか?と思っているのです。文末に明記した論文などから解説しますー。

体罰が脳に与えるダメージが明らかにー暴言もNG

暴言・暴力・DV目撃のそれぞれによる脳の影響を端的にまとめました。暴言だけでも、夫婦間の暴力を子供が目撃することも虐待に相当します。ここからは文末の論文・サイトを参考に実体験を通してまとめました。

日本心理学会 より

暴言が脳に与える影響ー知能・理解力・コミュ力が減少

「ゴミ」「お前なんか産まなきゃよかった」などの暴言を受けた場合、スピーチや言語,コミュニケーションに重要な役割を果たす,大脳皮質の側頭葉にある「聴覚野」の変形が見られた。子ども時代に言葉の暴力を繰り返し浴びることによって,聴覚に障害が生じるだけでなく,知能や理解力の発達にも悪影響が生じることも報告されている。

暴力が脳に与える影響ー素行障害や気分障害

厳格な体罰(頬への平手打ちやベルト,杖などで尻をたたくなどの行為)を長期かつ継続的に受けた人たちの脳では,前頭前野に変形が見られた。この部分は、感情や思考をコントロールし,犯罪抑制力に関わっている。さらに集中力・意思決定・共感などに関わる部分でもある。これらの部分が障害されると,うつ病の一つである感情障害や,非行を繰り返す素行障害などにつながると言われる。

DV目撃が脳に与える影響ー11歳〜13歳が最も影響する

DV曝露を受けた子どもは、知能や語彙理解力にも影響がある。また悪い影響が一番出やすい時期は,11歳〜13歳であることがわかった。さらに,DVには殴る・蹴るなどの身体的暴力だけでなく,罵倒するなど言葉の暴力もあるが,こうした「言葉によるDV」を目撃してきた人のほうが,身体的DVを目撃した人より,脳のダメージが大きかった

Advertisement

最大ダメージは[子供自身への暴言×親への暴言を聞く]

子供の脳ダメージ【暴言】=知能・聴覚・言語力にダメージ
【暴力】=感情・思考の抑制により非行やうつ病へのリスク大
【両親のDV見聞き】=知能・語彙力に影響・言葉のDVの方が悪影響大

夫婦間のDVを見聞きさせる行為は心理的虐待であると、児童虐待防止法でも定義されている。DV曝露を受けた子どもにはさまざまなトラウマ反応が生じやすく,知能や語彙理解力にも影響があることが知られている。また悪い影響が一番出やすい時期は,11歳〜13歳であることがわかった。

夫婦間でのDVは暴力よりも暴言の方が子供のダメージ大

DVには殴る・蹴るなどの身体的暴力だけでなく,罵倒するなど言葉の暴力もあるが,こうした「言葉によるDV」を目撃してきた人のほうが,身体的DVを目撃した人より,脳のダメージが6倍も大きかった。さらに複数のタイプの虐待を受けた場合,脳へのダメージはより複雑になり,深刻化する。

身体的虐待やネグレクトを受けた人よりも,親のDVを目撃し,かつ自分も言葉でののしられた人のほうが,トラウマ症状が重篤である事が調べられている。

参考サイト・論文など:日本心理学会  「虐待と脳 回復の手だては」(Tomoda et al,, 2009)(Polcari, 2014;Teicher et al., 2006)



わたしの虐待経験を【物語化】しました

CTA-IMAGE わたしの実父は6歳からわたしに性虐待を行いました。父の暴力や性虐待について、子供ながらに母にも訴えましたが、、、。
虐待が連鎖しているため、読む人によって【意見・感想が分かれる】かもしれません