#2【虐待サバイバー】カウンセラーさんと僕【心理カウンセリング記録】
- 2019.08.11
- カウンセラーさんと僕
- カウンセリング, しんどい, 回復, 生きるの

カウンセリングでのやり取りを物語調で記載してます。バックナンバーの目次:虐待サバイバー心理カウンセリング実録シリーズ
カウンセラーさんと僕・#2
可愛くて優しそうなカウンセラーさんだな、と思った。同時に、頼りなさそうだな、ともおもった。
自分なりに決めていたことがある。
殴られ怒鳴られ適切な医療を与えられず、虐待され見殺しにされ、クソみたいな家族のご機嫌をとるピエロとしてしか存在を許されなかった自分が、子供を持ってしまった。
自分でもびっくりすることに、子供を持つまで、自分が虐待されていたって、認識できていなかった。なんと、母親とは仲が良かったのだよ、本当に怖いね洗脳って。
脱線した。
虐待されていて、本来子供なんて持つ資格のない自分が、子供を持ってしまった。そんな自分が、子供を虐待することがあったらカウンセリングを受けようって、決めていた。
だから、子供が生まれてから今日まで、叩いたことも、怒鳴ったことも一度もない。
だけど、自分の中に湧き上がる怒りの感情が抑えられなくなりそうな瞬間が増えてきた。
子供の胸ぐらを掴んで無茶苦茶に罵声しながら殴り倒す、そんな妄想?衝動にかられる瞬間が増えてきた。
だから、心の底から嫌だし、本当に嫌だけど、カウンセリングを受けることにした。
カウンセリングの初回は、
「子供に過剰な怒りを感じる」という話をした。
理由はある。子供が情けないことをした、言っても言っても言うことを聞かない、嘘をついた、などなど。
「そういう時どうするんですか?」
「なるべく距離を置くようにします。自分の部屋にこもったり、、、」
「それはいいですね。しんどい時は一言「ママ休んでくるね」と言って物理的に距離を取るのがいいですよ」
ひどい親だと思われるだろうか?言われるだろうか?と思ったのに。
「子供に寂しい思いをさせないですかね?」
「大丈夫ですよ。できるときに、ちゃんと関わってあげれば」
「なるほどー」
初回から5回くらいまでは、なんというかお互い手探り状態?のように感じた。私も過去のことを話して良いのか?話す必要があるのか?考えあぐねいていた。
だって、今の悩みは「子供に怒りを感じる」ことだから。
僕の過去と関係なくない?って思ってた。
わたしの虐待経験を【物語化】しました
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