#4【虐待サバイバー】カウンセラーさんと僕【カウンセリング記録】
- 2019.08.13
- カウンセラーさんと僕
- カウンセリング, しんどい, 回復, 生きる

カウンセリングでのやり取りを物語調で記載してます。バックナンバーの目次:虐待サバイバー心理カウンセリング実録シリーズ
カウンセラーさんと僕・#4
カウンセラーさんにお題をだしてもらうことにした僕。
次回のお題は、どんな時に怒りを感じるか?
そんなの決まってる。クソみたいなおっさんを見たとき、だ。
次の週、そのままカウンセラーさんに伝える。
「クソみたいなおっさんって、どんな人ですか?」
カウンセラーさんはいつも僕の手振りや目線を観察している。ちゃんと僕の話を聞いてくれている感じはするけど、その手はノートに向かって頻繁に動かされている。
「え?今の話、そんなにメモることある?」という状態。
まぁ、僕の【話】だけをメモっている訳じゃないことは何となくわかるし、いちいちメモられることもに慣れてきた。大事な話だと思って聞いてくれてるみたいで、少しうれしいし。
「タバコポイ捨てする奴とか、満員電車で態度悪いやつとか」
「どんな風に怒りを感じますか?」
「うーん、タバコの奴は、捨てたタバコ拾って眼球に押し当ててやりたくなる。満員電車で絡まれたときは、スルーするようにしてるけど、機嫌が悪かったときは、「うるせー、黙れ」って言い返したことがあって、思いっきり蹴り飛ばしたかったけど我慢した。」
「我慢したんですか?」
「負けるのわかってるし、変に執着されて家族に迷惑かけたくないし」
「そういう、クソみたいなおっさん以外の人にも怒りを感じますか?」
僕がいったキーワードを、そのまま返してるのも分かる。可愛いカウンセラーさんは「クソみたいなおっさん」とは自分から言わないだろうし。
「いや、女の人には甘いので、自分( ̄▽ ̄)」
「男性にだけ怒りを感じる?」
「うーん、厳密にいうと、なんだこの女って思う人もいるけど、まぁ、どうでもいっかって思うんすよ」
「タバコポイ捨てのおっさんには、思えないですか?」
「・・・関係ない人っちゃ、関係ない人ですね。そのおっさん。うん。なんていうんだろう、いや、理由はわかってるんですよ。そういうおっさんに腹が立つ理由」
明らかに続きを待ってるカウンセラーさん。
なんとなく言いにくい。
わたしの虐待経験を【物語化】しました
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