#4【虐待サバイバー】カウンセラーさんと僕【カウンセリング記録】

#4【虐待サバイバー】カウンセラーさんと僕【カウンセリング記録】

カウンセリングでのやり取りを物語調で記載してます。バックナンバーの目次:虐待サバイバー心理カウンセリング実録シリーズ

カウンセラーさんと僕・#4

カウンセラーさんにお題をだしてもらうことにした僕。

 

次回のお題は、どんな時に怒りを感じるか?

 

そんなの決まってる。クソみたいなおっさんを見たとき、だ。

 

次の週、そのままカウンセラーさんに伝える。

 

「クソみたいなおっさんって、どんな人ですか?」

 

カウンセラーさんはいつも僕の手振りや目線を観察している。ちゃんと僕の話を聞いてくれている感じはするけど、その手はノートに向かって頻繁に動かされている。

 

「え?今の話、そんなにメモることある?」という状態。

 

まぁ、僕の【話】だけをメモっている訳じゃないことは何となくわかるし、いちいちメモられることもに慣れてきた。大事な話だと思って聞いてくれてるみたいで、少しうれしいし。

 

「タバコポイ捨てする奴とか、満員電車で態度悪いやつとか」

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「どんな風に怒りを感じますか?」

 

「うーん、タバコの奴は、捨てたタバコ拾って眼球に押し当ててやりたくなる。満員電車で絡まれたときは、スルーするようにしてるけど、機嫌が悪かったときは、「うるせー、黙れ」って言い返したことがあって、思いっきり蹴り飛ばしたかったけど我慢した。」

 

「我慢したんですか?」

 

「負けるのわかってるし、変に執着されて家族に迷惑かけたくないし」

 

「そういう、クソみたいなおっさん以外の人にも怒りを感じますか?」

 

僕がいったキーワードを、そのまま返してるのも分かる。可愛いカウンセラーさんは「クソみたいなおっさん」とは自分から言わないだろうし。

 

「いや、女の人には甘いので、自分( ̄▽ ̄)」

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「男性にだけ怒りを感じる?」

 

「うーん、厳密にいうと、なんだこの女って思う人もいるけど、まぁ、どうでもいっかって思うんすよ」

 

「タバコポイ捨てのおっさんには、思えないですか?」

 

「・・・関係ない人っちゃ、関係ない人ですね。そのおっさん。うん。なんていうんだろう、いや、理由はわかってるんですよ。そういうおっさんに腹が立つ理由」

 

明らかに続きを待ってるカウンセラーさん。

なんとなく言いにくい。

わたしの虐待経験を【物語化】しました

CTA-IMAGE わたしの実父は6歳からわたしに性虐待を行いました。父の暴力や性虐待について、子供ながらに母にも訴えましたが、、、。
虐待が連鎖しているため、読む人によって【意見・感想が分かれる】かもしれません