【ASD】発達障害っ子が公立中高一貫校へ合格【2020】地区の公立中は生きづらい

【ASD】発達障害っ子が公立中高一貫校へ合格【2020】地区の公立中は生きづらい

虐待されてた人、miraiです(・x・)ノ
この記事は、発達障害診断済みの我が子が公立中高一貫校に合格した【まとめ】記事です。赤裸々に本音を書いてみました。ちなみに我が子は塾からの最後の面談で「志望校変えましょう」と言われる程度の偏差値から巻き返しての合格でした。

この記事でわかること・勉強ができるタイプの発達障害児は高偏差値学校へ行くべき理由・どんなタイプの子が合格するのか

ちなみに我が子はこんなタイプです。

勉強が好きなタイプの発達っ子は偏差値高い中学校へ行こう

理由は明白です。地区の公立中学校ではイジメられる可能性が大だからです。特に受動型は、地区の中学校が荒れているなら越境してでも中学受験をお勧めします。過去記事でも分かる通り、我が子はイジメで登校拒否になったことがあります。

特性ゆえ【ルールに従順】すぎる。「お友達同士で注意し合いましょうね」みたいな建前クソトークを真に受けるので、ルールを守らないイジメっ子に【注意】してしまうのです。そうなると、まぁ反撃されてターゲットにされます。適当に見過ごす・君子危に近づかず、そんなことができない不器用さがあるタイプの我が子です。

下記からは、どんな遊びが好きな子供が合格するのか解説します^^

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こんな遊びが好きな子は公立一貫校に合格する

一貫校の受験を考えて塾の見学へ行った際に言われた「受かる子」の特徴と酷似していました。それもあって受験しました。

★公立一貫校に受かる子が好きな遊び
1・レゴ=図形問題に強くなる
2・読書=文章を正しく読解しないとどんな問題も解けない
3・議論=私が議論をふっかけていた

レゴが好きな子は公立一貫校に合格しやすい

公立の中高一貫校は国立大学合格を目指して生徒指導します。国立大学に受かるには絶対に理数系に強くなくては合格できません。更に近年、立体図形に強い生徒を求めています。

我が子はずーーーーーっとレゴが好きです。小6の今でもレゴが1番好きなおもちゃです。部屋でぶつぶつ言いながらいろいろ組み立てます。おかげさまで、サイコロの展開問題は見た瞬間わかるようです。。。立方体の裏側はどうなってる?も瞬間わかるらしいです、、、

読書が好きな子は公立一貫校に合格しやすい

もうこれも必須です。生まれた時から読書は私が習慣づけるべくやりました。
毎週図書館へ行きます→自分用の本を10冊程・子供用の絵本を20冊程借ります。ベビーカーに提げるとウィリーして危ないので、30冊の本はリュックに背負って帰ります。
自分が本を読んでると子供は「これー」と自分の絵本を読んでもらいにきます。寝る前の読み聞かせも小2位までやってましたね。

それからも、親が本を読んでいる姿を見せることが大事です。私は読書は好きではないです。ただ、苦じゃない。読むのが異常に早いので、調べたいことがあれば図書館中の本を借ります。「発達障害」などのキーワードで近隣の図書館から借りられる本は全て借りて目を通します。その姿を子供が見ていて「本を読むのが当たり前」になりました。

絶対に読書習慣はつけさせるといいですよ!

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最重要!自分の頭で考えて行動する子ー最後に巻き返す

これは受験勉強の終盤で実感しました。親の言いなりで塾に通わせることはできます。家庭で勉強もどうにかさせられます。でもこれで合格するのは難しいのだと思いました。逆に言うと【自分で考えて、自分が合格したい!そのために今何をするか?】を考えられるようになって【行動する】と、合格への道がすっごい近くなります。

たぶん多くの子がどっか「親の言いなり」で【言われた通りにやってればいいんだ】って思ってます。それじゃダメなんです。【言われなくてもやる】ようにならないと。

子供の意見を尊重する教育が大事

「ダメなものはダメ!」なんて教育をしてきた子はこの「自分で考える」ことができません。親の教育のせいですね。

常に「あなたはどう思うの?」と聞いてきました。子供が酷い暴言を吐いた時、物を壊した時、人に迷惑をかけた時「私はこう言う理由でこう思うんだけど、あなたはどう思う?」と。

大抵「ごめんなさい」と言ってきます。こう返します。「謝ってなんて言ってない、どう思うの?って聞いている」と考えを述べさせます。うちの子は特性もあって口頭回答が苦手なので、一緒に紙に書いてまとめたりもしました。

子供を1人の人間としてその考えを尊重するって本当に大切だったなって実感しました。

子供に現実を直視させたプレゼンー金の話をしろ

小6の秋くらいでしょうか?成績は中だるみ、勉強も全然しない我が子にしっかりと現実を突きつけました。
公立中高一貫に合格すれば、大学は私立もOK,国立大学なら1人暮らしもできるかも、とか、私立の中高一貫だと国立以外無理!とか、地元の公立中学→私立高校だと、私立大学は厳しい!!6年私立は無理!とか、そんなシュミレーションを私得意のプレゼン資料を作成して家族会議しました。現在の家計も伝えて、学費も入れて、しっかり説明しました。

この話をしてしばらくして「どうしても公立の中高一貫に行きたい」と自分から勉強するようになりました。シュミレーションとお金の話はしっかりするべき

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子供をその気にさせる策略は必要ーロールモデル

小4くらいが最も不登校だったので「地元の中学校だとイジメっ子も同じ中学だよ」と伝え始めました。「偏差値が高い学校の方がイジメは少ない。ナイとは言い切れない」と様々なデータを見せて話していました。通わせたい公立一貫校の文化祭や学校見学にも毎年連れて行きました。

もちろん優秀な学生さんばかりです。穏やかで品があって私が説明するまでもなく「素敵なお兄さんお姉さん」。ヤンキーなんて1人もいません。彼らは自分たちが価値ある人間だと分かっています。簡単にその価値を握り潰すような愚かな人間ではありません。それは、我が子と同じ価値観であり、良いロールモデルとなってくれました。

公立中高一貫は設備やカリキュラムも充実

そうなんです。図書室・プール・多彩なワクワクするようなカルキュラムが満載なんです。地区の公立中学校じゃ絶対に体験できないような学習ができます。学校のパンフレットを見ながら「すごいね!こんなこともあんなこともできるね!」と言うだけでお目目キラキラです。

2020/2/9ーどんな子が受かっていた?

入学の意思確認書類を書きに中学校へ行きました。同じく合格した親子たちに会います。どんな子たちが受かっていたかと言うと【子供らしくない子】ですね。我が子と似たタイプです。同じ塾の子とすれ違っても、お互いになんとなーく目線を合わせるだけ。「知り合い?」と聞くと「同じ塾の子」と答える我が子。「え?!じゃぁ、同級生じゃん!受かったねー!とか話しかけないの?!」「うん、よく話すって子じゃないし」(よく話す子なんてたぶんいない)そんな感じです。お互いに!

そう、相手も似たタイプなのです。発達っ子だろうな、、、という雰囲気の子も多いです。これは思惑通りです。家庭環境が悪く勉強もできない鬱憤を受動型で勉強のできる「大人しい子」をイジメることで発散するクソガキがほぼいない。これが欲しくて受験を頑張りました。

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発達障害の特性を活かそう

特性ってややネガティブな印象です。やめたくてもやめられない迷惑行為、みたいな。でも、そんな特性ばかりではないはずです。

我が子は2歳半から療育をスタートしました。おかげでカウンセラーも舌を巻くほどにコミュニケーション能力を後天的に獲得しました(平均と比べるとコミュ力は低めではありますが、発達検査数値と比較すると驚かれるレベル)。これは私の努力の結果だと胸を張って言えます。キャリアを捨てたなどの代償はあったけど、後悔はしていません。

4歳で通っていた療育で言われた子供の得意な部分は「座って作業できる」でした。そんなこと?!そんなことしかないの?!!と思いました。

でも、毎日必ず座って「しまじろう」をやることにしました。我が子は、自分の椅子で自分の机で「勉強」することを喜びました。少し物足りないくらいかな?という時間に収めて、終わったらおやつを食べる、そんなことを習慣づけました。たぶんあそこが公立中高一貫合格へのスタートだったと思います。

決まったスケジュールへのこだわり、良い方に使えると強いです。

私はゴールした気がする

我が子の人生はまだまだこれからです。中高一貫でも辛いこと、嫌なこと、苦しいこともあるでしょう。でも間違いなく、この地域で我々が用意できる最高の学習環境を与えることに成功しました。

6年間は学校で教えてくれることを必死にやっていけばいいだけなのです。6年後の大学受験はもう自己責任です。「勉強しなさい」と言ってする年齢ではないし、言われないとしないならそれまでの人間です。18歳ですからね、大人です、自己責任。もちろん応援もサポートもしますが、決めるのは全て本人です。

もう私は「どんな高校にいかせよう?そのための塾は?」などと考えなくていいのです。すっごい開放感!そして、スゴロクを上がった感じもあります。なんかもう私は必死に頑張らなくていいんじゃないかな?ってやや燃え尽き気味でもあります。

最後にー我が子へ

たぶん似たような能力を持った私とあなたがここまで違う幼少期・学童期、そして青年期を過ごすであろうことに私は誇りを感じています。虐待し、子供の能力を「生意気だ!可愛くない」と罵るような親と私は全く違うとあなたが証明してくれました。あなたのことも心から誇りに思っています。

それでも、似たような能力を持ちながら誰にも認められず腐っていった自分と、輝かしい未来へ羽ばたいていくあなたとを比べてしまい、どうしようもなく自分の人生を虚しく感じてしまう一部が自分の中にあるのも事実です。

どうか自分より恵まれない人々のために自分の能力を使う、強く優しい人間のままでいてくださいね。

わたしの虐待経験を【物語化】しました

CTA-IMAGE わたしの実父は6歳からわたしに性虐待を行いました。父の暴力や性虐待について、子供ながらに母にも訴えましたが、、、。
虐待が連鎖しているため、読む人によって【意見・感想が分かれる】かもしれません